今回はXMのコストについて解説します。
高いレバレッジで人気の高い、海外FX会社のXM。
国内FX会社に比べ、コスト(スプレッド・手数料)が高いことがほとんどです。
しかし、高いコスト(スプレッド・手数料)を補って余りあるメリットもあります。
一般的に海外FXでは、国内FXとは運営方式が異なります。
国内FXのように、狭いスプレッド(安い取引手数料)=顧客(私たち)のためになっているかと言えば疑問が残るのも事実です。
この記事では、海外FX会社であるXMのコスト(スプレッド・手数料)について、徹底解説していきます!




という方は完全ガイド形式で解説しているのであわせて見てくださいね。


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XM スタンダード・マイクロ口座のスプレッド
まず、XMには口座の4つの口座タイプがあります。
具体的にはスタンダード口座とマイクロ口座、Zero口座、エグゼクティブ口座の4つです。
ここではスタンダード口座とマイクロ口座のスプレットについて解説します。
※Zero口座は後ほど解説します。
※エグゼクティブ口座は最低10万ドル以上の入金が必要なので割愛します。
XMの公式サイトに掲載されている主要2通貨の最低スプレッドと平均スプレッドは以下のようになります。
口座名 | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ||
最低スプレッド | 平均スプレッド | 最低スプレッド | 平均スプレッド | |
USDJPY (ドル円) |
1.5pips | 1.6pips | 1.5pips | 1.6pips |
EURJPY (ユーロ円) |
2.3pips | 2.5pips | 2.3pips | 2.5pips |
スタンダード口座とマイクロ口座のスプレッドは同じ水準です。
違いは取引できる通貨単位にあります。
▼スタンダード口座とマイクロ口座の違い
スタンダード口座 | マイクロ口座 | |
取引通貨単位 | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
最小取引単位 | 0.01ロット | 0.01ロット (MT4) 0.1ロット (MT5) |
スタンダード口座は10万通貨、マイクロ口座は1千通貨が基本の取引単位となります。
さらに、スタンダード口座は最小取引単位が0.01ロットなので、最小取引通貨単位は「1,000通貨」
マイクロ口座は、最小取引単位がそれぞれ
0.01ロット(MT4)と0.1ロット(MT5)
となっていますので、「10通貨(MT4)」「100通貨(MT5)」となります。
※MT4、MT5とは取引する際に利用するプラットフォームの名前です。
実際のコスト(スプレッド・手数料)はどのくらいか
取引通貨単位やコスト(スプレッド・手数料)と言われても、実際にどの程度の金額がかかるのか、知りたいところですよね。
クロス円(取引する通貨ペアの片方が円の時)の場合、「pips」を「銭」に換算して計算することが出来ます。
例えば、1.6pips=1.6銭という形です。
円を含まない通貨ペアの場合、例えばEURUSD (ユーロドル)の場合は、そのままpipsを用います。
実際のコスト計算:
①:取引するのに必要なFX口座への入金額
110円×10万通貨×1ロット÷レバレッジ888倍=取引必要額12,387.3874円
→10万通貨1ロット取引する場合は、約1万2千円の入金が必要になります。
②:コスト(スプレッド)
※10万通貨1ロットで取引した場合の手数料
スプレッド1.6pips(銭)×100,000通貨÷取引必要額12,387.3874円=12.91%
以上のことから、約13%がスプレッド手数料(取引手数料)ということになります。
約13%の手数料というと高く思うかも知れません。
しかし、実際にはXMには入金ボーナスなどのボーナスがあり手数料分以上のボーナスが付与されるので、実質の手数料は相殺されると言えます。
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XMと他社(他の海外FX)を比較
ここでは、他の海外FXとのコスト(スプレッド・手数料)やレバレッジの違いについて比較していきます。
海外FX会社 | XM | Titan FX | AXIORY | iFOREX | Land-FX |
USDJPY (ドル円) |
1.5pips | 1.2pips | 1.2pips | iFOREX | 1.1pips |
EURJPY (ユーロ円) |
2.3pips | 1.5pips | 1.5pips | 0.9pips | 1.5pips |
EURUSD (ユーロドル) |
1.6pips | 1.3pips | 1.2pips | 1.7pips | 1.1pips |
最大 レバレッジ |
888倍 | 500倍 | 400倍 | 0.8pips | 500倍 |
他の海外FX会社と比べてXMはぶっちゃけコスト(スプレッド・手数料)が高めです。
しかし、XMの最大の魅力はそのレバレッジの高さと安心感の高さです。
他の海外FXと比べてレバレッジが非常に高い888倍になっています。
さらに運営もしっかりしていて、出金実績もあるため海外FX会社と比較して抜群に高いです。
顧客を引き寄せ、海外FX業者最大手、日本人トレーダー口座開設数No.1ブローカーになっている最大の要因ですね。
XMと国内FX業者を比較
海外FXの次は、国内FX業者との比較を見ていきましょう。
FX会社名 | X M | GMOクリック証券 | SBI FX |
DMMFX | ヒロセ通商 |
国内/海外 | 海 外 | 国 内 | 国 内 | 国 内 | 国 内 |
USDJPY (ドル円) |
1.6pips | 0.3pips | 0.2pips | 0.3pips | 0.3pips |
EURJPY (ユーロ円) |
2.5pips | 0.5pips | 0.3pips | 0.5pips | 0.5pips |
EURUSD (ユーロドル) |
1.7pips | 0.4pips | 0.3pips | 0.4pips | 0.4pips |
最大 レバレッジ |
888倍 | 25倍 | 25倍 | 25倍 | 25倍 |
国内FX業者と比べると、海外FXであるXMのコスト(スプレッド・手数料)の高さは際立って高いですね。
海外FX以上に、レバレッジの差が開いています。
国内FX業者は、日本の規制により最大レバレッジを最大25倍までに規制されています。
海外FXのレバレッジの高さは、日本の法規制の及ばない海外ならではの特徴ですね。
国内FX業者の規制については、金融庁がレバレッジを10倍に引き下げる検討をしているなど、さらにレバレッジが引き下げられる可能性もあります。
さらに!海外FX会社にはゼロカットが実装されており、追証や借金になることはありません。これも海外FX会社の魅力ですね。


XMはなんで国内よりスプレッドが広いの?
海外FXのスプレッド(手数料)が国内FXより広い理由は、運用方式の違いです。
FXの運用方式には2つの方式があります。
それは、DD方式とNDD方式です。
国内FX会社はDD方式
多くの国内FX会社はDD方式を採用していて、それとは逆に海外FXの多くは、NDD方式を採用しています。
簡単に言えば、DD方式はFX業者と顧客の直接取引になります。
FX業者が顧客からの注文を直接受け、各業者各々の基準で運用しています。
そのため、顧客が負ければその負け分が業者側の利益になる構造になっています。
さらに、業者に都合の悪い取引については約定を拒否することもありますし、スリッピングという謎の急激な値動きが見られることもあります。
約定を拒否されれば、せっかくのチャンスに取引ができない事態になり得ますし、スリッピングが起きれば、急激な値動きにより強制ロスカットにかかってしまう事態にもなります。
DD方式は、業者に都合のいい方式ということも出来ます。
海外FX会社はNDD方式
一方NDD方式は、市場と顧客の間に業者が介在する方式です。
業者は、あくまで市場に顧客の注文を流すだけの存在になります。
そのため、NDD方式を採用している海外FXは、スプレッド(手数料)の分だけしか利益を上げることが出来ません。
それが、広いスプレッドとなっている理由です。
顧客の注文を市場に直接流すため、国内FXで見られる約定拒否はほとんど発生しませんし、市場から離れた理解不能なスリッピングが起きることも、ほとんどありません。
海外FXが採用するNDD方式は、透明性の高い運用方式と言うことが出来ます。
そしてNDD方式ならゼロカットが導入できます…!
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スプレッドが狭いXMのZero口座とは
国内FX業者に比べ、海外FXはスプレッドが広いことは説明してきました。
「海外FXでスプレッドが狭いところは無いのか?」
このような要望に応えて、XMではスプレッドの狭い口座を用意しています。
それが、Zero口座です。
Zero口座の特徴はなんといっても、狭いスプレッドです。
▼他の講座とZero口座を比較
口座名 | スタンダード口座 | マイクロ口座 | Zero口座 | |||
最低 スプレッド |
平均 スプレッド |
最低 スプレッド |
平均 スプレッド |
最低 スプレッド |
平均 スプレッド |
|
USDJPY (ドル円) |
1.5pips | 1.6pips | 1.5pips | 1.6pips | 0.1pips | 0.1pips |
EURJPY (ユーロ円) |
2.3pips | 2.5pips | 2.3pips | 2.5pips | 0.1pips | 0.2pips |
EURUSD (ユーロドル) |
1.6pips | 1.7pips | 1.6pips | 1.7pips | 0.1pips | 0.1pips |
最大 レバレッジ |
888倍 | 888倍 | 500倍 | |||
手数料 | 不 要 | 不 要 | 必 要 |
上記のように、XMの他の口座と比べても圧倒的に狭いスプレッドになっています。
国内FX業者と比べても遜色がない数字となっています。
しかし、Zero口座では取引手数料が必要となります。
取引手数料は、10万通貨あたりで片道5USDとなっています。
片道5USDなので1回の取引で合計10USDの手数料が発生します。
手数料をpipsに換算した場合:
- 10USD×110円=1100円(1.1pips)
ドル円を取引した場合の合計コスト(スプレッド・手数料)は1.2pipsです。
スプレッドが狭いと言っても手数料が別途かかってしまうので、結論としては海外FXの中では安いという程度ですね。
さらに、最大レバレッジも500倍と他のXM口座に比べ低く設定されています。
XMで口座を開くなら基本的にはスタンダード口座がオススメですよ…!
まとめ:XMのコスト
本記事ではXMのコストを解説しました。
他の海外FX会社と比較しても大差はないため、最大レバレッジや安心感からXMが選ばれているということもわかりました。
そして、国内FX会社と比較すると、明らかにXMの方がコストはかかるもののNDD方式のためユーザーとXMはwin-winの関係です。
つまり、XMが不正をする理由がない。
国内FX会社にはないユーザーにもっと快適にトレードができるような仕組み(ゼロカットなど)が備わっていますよ…!
国内FXで消耗していたらXMをおすすめします。