



FXGTで稼ぎたいけど、確定申告ってどうしたらいいんだろう…と思いませんか?
ちゃんと申告をしないと追徴課税を受けるかもしれません!
本記事の内容:
FXGTの確定申告を知りたい方向け
- 海外FXと国内FXの税金の違い
- 海外FXの節税ポイント
たまにニュースで見る脱税や追徴課税。
確定申告は会社がやってくれる分だけでいいやと考えていると、無申告からの追徴課税を受けるかもしれません。
今回は、FXGTの確定申告の方法を解説します。






気になるところまで読み飛ばす
FXGTってなに?FXGTってあやしくないの?
という方は完全ガイド形式で解説しているのであわせて見てくださいね。


[toc]
FXGTは海外取引所なのに日本に払っちゃっていいの?
海外のサービスであるFXGTで稼いだお金を日本に払うというと、日本政府においしいとこ取りされているように感じます。






おっと、つい本音が。
それでも、日本に住んでいるかぎりは収入を申告せねばなりません。
住民税と所得税
海外FXで利益を得ると、
- 住民税
- 所得税
この2つを算出するために申告します。
税金は大まかにわけると、所得によって変動するもの、消費するとかかるもの、資産を得るとかかるものの3種類です。
住民税と所得税は「所得によって変動するもの」に入ります。
一般的な会社員なら年末調整という名前で確定申告を済ませているはずです。
たいてい11月あたりから用紙が配られ、支払った生命保険料や地震保険料、住宅ローンなどを記入します。
日本に住んでいて収入を得ている方はもれなく計算して、住民税と所得税を納めているわけです。
利益が20万を超えたら要チェック!確定申告が必要な人とは?
確定申告はFXGTで利益がでた人全員が必要なわけではありません。
会社から給与を受け取っている方(給与所得者)は、FXGTの年間利益が20万円を超えると確定申告が必要です。
仕事をしていない方、フリーランス・専業主婦はFXGTの年間利益が38万円を超えるとやります。
この年間利益という考え方は、収益から経費を引いた金額のこと。
たとえば、FXGTで得た収入が30万円、それにかかった経費が20万円とすると、
収入30万円-経費20万円=利益10万円
利益が20万円以下のため確定申告は不要です。
収入100万円、経費20万円とすると、
収入100万円-経費20万円=利益80万円
利益が20万円、38万円も超えるため確定申告が必要になります。






確定申告対象者 |
|
給与を受け取っている(給与所得者) | FXGTの年間利益20万円以上 |
無職、フリーランス、専業主婦
(給与を受け取っていない人) |
FXGTの年間利益が38万円以上 |
海外FXと国内FXの税金計算の違い
海外FXと国内FXの税金計算は大きく分けると、
- 海外FX(FXGT):累進課税で稼ぐほどに税率が高くなる
- 国内FX:申告分離課税で一律の税率
以上の違いがあります。
FXGTは雑所得の累進課税。稼ぐほどに税率が高くなる
FXGTで得た利益は、雑所得(総合課税)という名の税金が課税されます。
いわば、「給与以外に得たお金」という意味です。
累進課税とは利益が高ければ税率も高くなる課税方法のこと。
消費税は1000円の本を買おうが、10万円の靴を買おうが10%ですね。
累進課税はそうではなく、1000円だったら2%、、5万円は10%、10万円は15%など高くなっていきます。
所得金額 |
税率 |
控除額 |
~194万9000円まで | 5% | 0円 |
195万~329万9000円 | 10% | 9万7500円 |
330万~694万9000円 | 20% | 42万7500円 |
695万~899万9000円 | 23% | 63万6000円 |
900万~1799万900円 | 33% | 153万6000円 |
1800万~3999万9000円 | 40% | 279万6000円 |
4000万円以上 | 45% | 479万6000円 |
参考:国税庁
税率が5%から始まり、一番高くて45%になっていますね。
45%だと半分近くが税金で失われるわけです……。
高いと感じるとは思いますが、昔は8000万円以上に対して75%の税金が掛けられていた時もあります。
それよりはだいぶ下がってはきましたね!
国内FXは申告分離課税。一律で20%の税金
対しての国内FXは申告分離課税です。
難しそうな名前ですが、「給与所得や雑所得とは別に計算する」という意味。






税率は所得額は関係ない一律20.315%です。
20.315%の中身をみると、
- 所得税:15%
- 復興特別所得税:0.315%
- 地方税:5%
となっています。
税率で比較すると、690万円以下の収益なら海外FX(20%)が、それ以上なら国内FXの方が税率が一定して安い…とは単純にはいきません。
海外FXも国内FXも課税対象額は、収益-経費=利益です。
が、この経費の範囲がちょっと違います。
- 海外FX(雑所得の総合課税):海外FXの収益以外にもかかった経費が計上できる
- 国内FX(申告分離課税):国内FXに関係する経費しか計上できない
この経費については、節税のポイントで詳しく解説します。
【海外FX】FXGTの税金の計算方法
海外FXに課される税金は雑所得(総合課税)です。
累進課税は給与所得など「FXGT以外の収入も一緒に」計算をします。
給与+海外FXの収入+その他の収入=年間収入
年間収入-年間経費-控除額=課税対象額
収入全体で計算をするため、FXGT以外で使った経費も入れられます。
そうして計算された課税対象額が500万円だとすると、
- 194万9000円までが5%→9万7450円
- 195万~329万9000円までが10%→13万4900円
- 330万~500万円までが20%→34万円
足してみると、57万2350円になります。
実際の確定申告では生命保険の控除などが入ってきますので、税額はひとりひとり異なりますよ。
FXGTなら確定申告につかう取引明細がダウンロードできる
FXGTはMT5のプラットフォームを利用しています。
確定申告に必要な取引明細は、MT5の下の方にあるツールボックス内、口座履歴からダウンロード可能です。
必要な書類がカンタンにダウンロードできるので、余計な手間がいりませんね。
FXGTのボーナスは課税対象外
FXGTはキャンペーンが豊富でボーナスもガッポガッポな海外取引所です。
そのボーナスは証拠金として使えますが出金はできないため課税対象外となっています。
ボーナスがたくさんあったとしても収益には含めないようにしましょう。
FXGTは損益通算ができない
海外FXの場合、当期の損益をまるごと決済してしまうため、どれだけ損失があっても翌期に繰越すことができません。
国内FXなら損失を最長3年にわたっての繰り越しが認められています。
この点はデメリットと言えるでしょう。
【FXGT】海外FXの節税術!経費を計上する
ここまで見ると海外FXより国内の方が税率が低かったり、損益通算が認められていたりと良いように感じるでしょうか。
海外FXで節税をするには、いかに経費をうまく計上していくかにかかっています。
なぜなら、課税対象額の計算は収益-経費です。
経費が計上できれば課税対象額は減らせて、税金もその分安くなります。
計上できる経費は、「その収入を得るためにかかったもの」です。
- パソコン・機材の導入(備品か消耗品)
- 月々のインターネットなどの通信費
- 書籍・新聞代
- トレードするための環境の整備にかかった光熱費(折半/取引時間を記録)
- トレードするための部屋を用意しているなら家賃の一部(折半/取引時間を記録)
- セミナーの参加費および旅費交通費
- セミナー参加時に着用するために買ったスーツ代(消耗品費か雑費)
- 他の投資家との交流にかかった飲食代(交際費)






服や飲食代はあまり高い金額だと税務署からつっこまれるので、常識の範囲内での計上になります。
パソコン・機材は10万円未満・使用期間が1年以内なら消耗品として全額の計上が可能。
10万円以上なら備品扱いで、減価償却が必要です。
光熱費や家賃はトレード環境を維持するためにかかった分として一部が計上できるでしょう。
ただし、このぐらいが妥当かな?と一方的に計上するのではなく、日々の取引時間を記録しておくと認められやすくなります。
セミナーにかかる旅費交通費は、日帰りで食事ナシなら交通費。
食事、宿泊もあるなら旅費交通費となります。
FXGTは日本語が通じる海外取引所ですが、もし外国語だけの取引所を利用して収益をあげれば、その外国語を学ぶ費用も研修費として計上できるかもしれません。



けっこう経費にできると思いませんか?
海外FXに関わる出費があれば、とりあえず領収書はとっておくといいでしょう。
まとめ:海外FXは税率が高い。経費計上が節税ポイント
FXGTの確定申告を解説しました。
海外FXにかかる雑所得(総合課税)は、稼げば稼ぐほど高くなる累進課税です。
これを少しでも安くするには、収入を得るためにかかった経費をいかに細かく計上していくかにかかっています。
今期分ならFXGTをはじめる前に勉強で使った書籍代も計上可能!
領収書は捨てずに保管しておきましょう。


