



海外FXの知名度が上がる一方で、悪質な海外FX業者が報告されています。
一部の業者によるものですが「やっぱり海外FXは危ないのでは?」と心配になる方もいらっしゃることでしょう。
たしかに、業者によってはトラブルになると解決が難しいです。
それでも、国内の金融会社には追証があり、別の意味で非常に危険……。
海外FXでも健全に運営されている業者ならば、トラブルがないうえ借金リスクを回避できます。
ハードルが高そうな海外FXですが、借金リスクがなく投資初心者におすすめです。
本記事の内容:
危険な海外FX業者、その特徴を知り安全に投資をしたい方向け
- 危険な海外FXでおこるトラブルがわかる
- 危険な業者を知り、これからの投資に生かしていく
- 安全で優秀な海外FXで生活を豊かにする
はじめて海外FXを利用される方に、最初の業者選びから失敗してほしくありません。
今回は危険な海外FX業者について解説します。






詐欺の疑いが高い危険な海外FX
海外FXの口コミサイト「FPA」で詐欺認定されている危険な業者です。
業者による不正な出金拒否・利益没収・口座の凍結が横行しており、もし口座を所有しているのなららば、即刻の資金引上げ推奨されています。
詐欺①FXopen(FXオープン)【追証あり!】
多数の出金拒否、高額な入出金手数料で評判がすこぶる悪いFXopenです。
スプレッドが狭い口座が用意されていて、口コミサイトでは「狭いスプレッドの高評価」と「出金拒否の詐欺報告」が確認できます。






また日本語サポートは皆無ですべて英語です。
そのため日本人の利用者はほとんどなく知名度が低いです。
トラブルに巻き込まれた場合は自力で解決しなくてはいけません。
が、FXopenのサポートセンターは対応が悪く、英語がペラペラだとしても時間を消費するだけとの評価……。



海外FXは追証なしのゼロカットが大半で借金になりませんが、FXopenはロスカットした際の損失を次の入金から差し引くとしています。



詐欺②IronFX(アイアンFX)【強制決済・出金拒否・暴動】
過去には日本人から大人気だったIronFXです。
日本の金融ライセンス取得を目指していましたが、金融庁から警告を受けて撤退しました。
それだけなら海外FXのよくある話。
IronFXは撤退する際に強制決済を行い、多くのトレーダーを混乱に陥れた海外FXです。






含み損を抱えていたトレーダーは損失が確定!
それどころか出金拒否もありました。
日本でトラブルを起こして数か月後、支払いの問題から中国では暴動発生。
他にも各国から警告、営業停止処分など盛りだくさんの海外FXです。



詐欺③InstaForex【利用価値の低いボーナスでトラブル多数】
こちらのInstaForexもFPSで詐欺認定されている海外FXです。
ボーナスキャンペーンを展開していますが、条件がかなり厳しく利用価値がありません。
そのためボーナスに関連した出金拒否が多いです。



またスキャルピングを厳しく取り締まっています。
数分で決済したトレードは取り消され、出金する際に拒否されるかもしれません。






国内銀行よりも高い利息が支払われますが、他にかかるコストとリスクが高すぎますのでおすすめしません。
詐欺④FXDD【スイスショックで追証請求】
各国で罰金、裁判で有罪判決を受けているFXDD。
2015年のスイスフランの暴落時にゼロカットを拒否して損失をトレーダーに請求しました。



他にも不正操作をしてスリッページを引き起こしたとして評判は最悪です。
約定はいまだに遅く、約定拒否も少なくありません。
以上のことから利用者が激減したのか資金繰りも苦しそうで、自己資本不足による排除措置命令を受けています。
詐欺⑤is6com【ボーナスでトラブル多し】
出金拒否と口座凍結が多数報告されている危険な海外FXです。
ボーナス施策に力を入れていて一見するとお得に見えます。
が、利用規約は厳しく設定されていて、規約をよく確認しなかったトレーダーから資金を分取るのが目的のようです。
トラブルに関して相談する先はありますが、そのサポートは頼りないとしか言えません。
出金ができず相談するもすぐに解決せず、1週間かかることが当たり前です。
どれだけお得な施策を展開していても入金してはいけません。
トラブル多数!注意喚起されている危険な海外FX
詐欺認定まではされていませんが、出金拒否やその他のトラブルが報告されている海外FXです。
以下の業者は出金できている方もいらっしゃるため、口コミサイトで高評価を付けている方もチラホラ。



注意喚起①FXsuit(FXスーツ)【半年間の出金制限】
3すくみスワップ取引で絶対に損をしないと人気のあったFXsuitです。
米ドル、円、ユーロの3通貨のポジションを同量ずつ持つことで損益を相殺。
スワップポイントでコツコツと稼いでいくというものでした。
通常ならば反対取引の通貨ペアを持ったところで、損益を相殺することはできません。
これはFXsuitだけの取り組みで、持つだけで稼げることからFXについてよく知らない方も投資を開始。



億トレーダーだと自称する人たちがあらわれ、FXsuitの3すくみスワップ取引をすすめました。
しかしFXsuitは一度入金すると半年以内の出金に高額な手数料がかかるようになっています。
預けている間に持ち逃げされるのでは?と心配する方も。
そして2020年10月、不安は現実になりました。
チャート異常から強制ロスカットが大量発生。
口座はマイナス残高になり、ゼロカットされるまで阿鼻叫喚でした。
注意喚起②GemForex(ゲムフォレックス)【レート操作】
海外FXでは珍しいDD方式のGemForexです。
DD方式とはトレーダーの注文が直接インターバンクに流れず、ディーラーを経由する方法。
トレーダーとディーラーの取引、次にディーラーとインターバンクの取引という2つの取引が行われています。
何が問題なのかというと、DD方式で海外FX業者が得る利益はトレーダーの負け分(損失)であること。



GemForexはストップ狩りの報告が多く、レートを操作している可能性が高いです。
海外FXはディーラーを介さず、トレーダーの注文が直でインターバンクに流れるNDD方式が主流。
NDD方式はトレーダーとインターバンクのみで取引を終えるためレート操作をする隙をあたえません。
それにも関わらずGemForexはDD方式を採用。
ということは裏でレート操作をして運営資金を稼いでいますと言っているようなものではないでしょうか。
できることならNDD方式を採用している海外FXを選びましょう。
注意喚起③LANDFX(ランドFX)【規約が厳しい】
LANDFXはスプレッドと取引手数料が安く、何だかよさそうに見える海外FXです。
しかしフタを開けてみると規約が厳しく、知らずに抵触してしまったトレーダーが出金拒否されています。
スプレッドが狭いことから自動売買でスキャルピングをやりたくなりますがLANDFXでは禁止。
規約の厳しさは追証とゼロカットの判定にも影響しており、「リスク管理がされていない状態で損失が発生した場合は追証を請求する」としています。
リスク管理をしている、していないの明確な情報はなく、LANDFXの気分で決定されるのかもしれません。
またLANDFXはサーバーが貧弱。



ポジションを保有しているときにサーバーダウンが発生すると、その間は取引が行えなくなり、復旧したときに損失になっている可能性があります。
スプレッドが低くても使うべき業者ではないですね。
注意喚起④FBS【ボーナスの条件が厳しい】
豪華なボーナスキャンペーンと最大レバレッジ3000倍が目立っているFBS。






それもそのはず。
FBSは口座残高がボーナス額の30%を下回るとボーナスが消滅したり、利益の出金に一定以上の取引量が必要だったりと条件が厳しい!
しかも有効期限が設けられていて、口座を開設してから実質30日間しか使えません。
ボーナスが口座に反映されているのは50日間です。
ところがどっこい、利用できるのは50日中30日だけ。



取引をした日が30日に達したら50日経過前でもボーナスは利用できなくなるということ。
そして取引量は30日間で5lot以上です。
極めつけは、ボーナスを使ってどれだけ稼ごうとも、最終的に出金できる利益は100ドルまでという地獄……。






また、最大レバレッジは3000倍でも、ボーナスを受け取ると最大500倍まで制限されます。
口コミサイトのFPSでは詐欺認定されてはいないものの、ボーナスに関係したトラブルが多いです。
それでも海外FXを利用する重要なメリット
海外FXは安全な業者を見極めて利用すれば、国内FXよりメリットがあります。
- メリット①追証なしのゼロカットシステム
- メリット②ハイレバレッジでトレードができる



メリット①追証なしのゼロカットシステム
海外FXの一番のメリットは多額の損失が出ても、基本的に借金にならないことです。
たとえ含み損が増えてロスカットされても、ゼロカットシステムが作動します。
口座内の資金は失っても、追証がないので入金した以上の支払いを求められることがありません。
国内FXは金融会社を守るためという理由から追証があります。



国内のFX業者でトレードをして、支払い能力を超えた損失が発生すると借金に!
構造的にレバレッジが高くなればなるほど、含み損も増えてロスカットされやすくなります。
そのため国内FXは最大レバレッジが25倍と決められているのです。






海外FXのデメリットとして挙げられるのはスプレッドの広さです。
このスプレッドには万が一、ロスカットが起こり、損失が出ても大丈夫なよう保証料(?)が上乗せされています。
そのため、国内FXと比べると海外FXはスプレッドが広いと言われるのです。






FXで借金を負ったというのは、ほぼ追証が原因です。
海外FXの追証なし、ゼロカットシステムは「お金を増やしたいけど、それ以上に将来の生活を守りたい」という方向き!
メリット②ハイレバレッジでトレードができる
海外FXは最大レバレッジに規制がないため500倍以上の業者が豊富です。
国内FXでは金融庁による規制で最大レバレッジ25倍と一定。
海外FXは業者自身が設定しているので、500倍〜1000倍とハイレバレッジです。
レバレッジが高ければ用意する資金は少なく済みます。
100万円のトレードをする場合で比べてみましょう。
国内FXでは100万円分トレードするためには40000円が必要です。
対して海外FXはレバレッジ500倍とすると2000円。



業者によっては最低入金額が決められていたり、他に手数料がかかったりと2000円だけあれば投資できるわけではありません。
それでも国内FXよりずっと資金が少なくトレードできるため、月々の小遣いからお金を増やしていくことができます。
投資は余剰資金でやるのが鉄則ですが、投資したくてもできない方がいるのは事実です。



メリット③ボーナスキャンペーンが豊富
海外FXは新規口座開設や入金でもらえるボーナスが豊富です。
ボーナスそのものは出金できませんが、証拠金として使えて自己資金+ボーナスで投資効果を高めてくれます。
20%の入金ボーナスをやっていたとしたら、10000円の入金でプラス2000円のボーナスゲット!
自己資金10000+ボーナス2000円=12000円が口座内に入ります。
お得なボーナスは出金すると消滅しますが、ボーナスから発生した利益は引き出せますよ!
安全な海外FX業者の4つのポイント
海外FXは数えきれないほどありますが、安全な業者はそのうちのごく一部です。
安全かどうかを見極める最低限のポイントは4つ。
- 金融ライセンスの取得と保有
- トレーダーの資産管理体制が万全
- これまでの対応の実績・評判が良い
- 厳しすぎる規約がない
ポイントを一つずつ見ていきましょう。
ポイント①金融ライセンスの取得と保有
金融ライセンスとは一国のルールに則って金融会社を運営しているという証です。
資本金、資産の管理体制、登録している国の監査を毎年受けるなど条件を満たさないと取得できません。
ライセンスは更新制で経営状況や入出金に問題がないかもチェックされます。
とくに厳しいイギリスの金融ライセンス(FCA)は顧客資産の記録、金融サービス補償機構への加入が必須です。



所有していない海外FXは第三者の監視がなく、業者自身のモラルで運営されます。
不正やトラブルがあっても改善を命令する存在はいません。
そのため問題が放置されやすいです。
また、かつては所有していたが更新をせず、金融ライセンスがゼロになっている業者が一部存在します。
条件である資金を保てなかったか、トラブルがあって保有を断念したものと考えられます。
今、現在で金融ライセンスを保有している業者を選びましょう!
ポイント②トレーダーの資産管理体制が万全
海外FXの多くは自身の運営資金とトレーダーの資産を分けて管理をする分別管理をしています。
できることならば、さらにもう一つ上の信託保全をしている海外FXを選択しましょう。
信託保全はトレーダー資産を信託銀行に預け入れることです。
経営が破綻すると業者の代わりにトレーダーに資産を戻してくれます。



日本の金融業者は信託保全の加入が義務になっていますが、海外FXの信託保全加入は少数派です。
AXIORY(アキシオリー)など一部の海外FXが導入しています。
ポイント③これまでの対応の実績・評判が良い
たとえ金融ライセンスを取得していても悪質な業者は存在します。
ロスカット時の対応や、出金から着金までの速さ、利用者の日常的な評価も確認するのが望ましいです。
というのも、悪質な業者はゼロカットに特別なルールを設けていたり、出金を制限したりして使い勝手を悪くする傾向にあるから。
利用者のリアルな声は参考にしましょう。
ポイント④厳しすぎる規約がない
安全な海外FXは手数料が適正で、入出金は基本的に自由、ボーナスキャンペーンもわかりやすくシンプルです。
反対に悪質な海外FXは、入金してから一定期間の出金禁止、手数料が異常に高い、ボーナスは条件が厳しく利用価値がないなど怪しい部分があります。
中には日本語サポートが充実しているにも関わらず、誤解されやすい説明をしている海外FXがあります。
安全な海外FXは日本人利用断トツNo.1のXM!
安全に使える海外FXは日本人の利用率No.1のXMです。
世界中の人が使っていますが、約定はスピーディーで滑らず、出金拒否やトラブルもありません。
FXsuitは高額な入出金手数料で不人気ですが、XMは入出金手数料はかかりません。



ボーナスは新規口座開設時、入金時に付与されます。
他と比べて特別豪華な付与率ではありませんが、地に足がついた経営と印象を受けます。






ボーナスに厳しい条件はなく、出金すると消滅してボーナス自体は引き出せないぐらいのものです。
日本人スタッフが常駐しているため、日本語サポートは万全で安心!
まとめ
危険な海外FX業者を解説しました。
残念なことに、今回取り上げた危険な業者は一部でしかありません。
金融ライセンスの有無、トラブル時の対応、高額な手数料、ボーナスの利用規約が複雑さが見極めのポイントです。
危険を回避するためにも、日本人利用者がとくに多く、トラブルがないXMを利用することをおすすめします。


