RSIについて解説!相場の見方や使用方法

今回はRSI(アールエスアイ)について解説していきます。

RSIを一言で説明すると「パッと見るだけで、買われ過ぎか?売られ過ぎか?を確認することのできるオシレーター系インジケーター」のことです。
(※インジケーター=表示・指示してくれるもののこと)

 

まどか
ん、また新しい単語が出てきましたね。
「オシレーター系」・・・???

 

「オシレーター系」とは何か、ご説明しましょう。
ズバリ「買われ過ぎか?売られ過ぎか?を判断するためのインジケーター」のことです!

 

RSIは「買われ過ぎか?売られ過ぎか?を確認することのできるオシレーター系インジケーター」。
オシレーター系は「買われ過ぎか?売られ過ぎか?を判断するためのインジケーター」。

まどか
ええ〜〜〜2つともほぼ同じ意味じゃないですか!
一体何が違うんですか??
投資家G
ハハハ、まあその気持ちもわかる。まさにその通りなんだ。
まどか
???どういうこと???

 

そもそも、オシレーター系の代表としてまず名前があがるのが、この【RSI】。なので、意味がほぼ同じなのです。「オシレーター系」の中に「RSI」が代表として存在しているのです。

まどか
オシレーター系ってRSIしかないんですか?
投資家G
当然、そんなことはなく、オシレーター系と言われるインジケーターには様々なものが存在するんだ。

 

今後、順にご紹介させていただく予定の、RCI、ストキャスティクス、MACDなどもオシレーター系を代表するインジケーターです。
これらのインジケーターも、チャートに表示させることで今のレートが「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」どちらであるのか?を見ることができます。

 

ただ、RSIがオシレーター系の代表と言われるのには、それなりの理由があります。
それは、他のオシレーター系インジケーターに比べ、「計算式が単純で簡単だから」という大きな理由があります。「Simple is best(シンプル イズ ベスト)」という言葉があるように、単純で理に適っているものほど万人に受け入れられやすい!ということも関係しているのでは?と個人的にはひそかに思っています。

…きっとそれ以外にも理由はあると思いますが…(笑)ちなみに、計算式はいくら単純といえども説明するとエネルギーを消耗してしまうと思うので、ここでは説明は省かせていただきます。

 

さて、ではどうやって「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」を判断するのでしょうか?
ここからは、RSIの見方と使用方法についてご説明いたします。

 

◆RSIの見方◆

まずはRSIを表示したチャートをご覧ください。


チャートの下半分がRSIです。

 

少し見にくいので、RSIだけ表示したものを…

RSIは「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を見るためのインジケーターだというお話を先ほどしましたが、その判断をどうするのか?は、右端の数字とオレンジの折れ線グラフのような線の位置を見ていただくとわかります。

 

RSIは一定期間の上昇幅と下落幅を見るインジケーターで、右の数字はその割合をパーセンテージで表したものです。なので、100であれば、100%、0であれば0%ということを意味します。

RSIのパーセンテージが高いほど、上昇幅が大きいことを表し、これがイコール「買われ過ぎ」という状況を意味します。また、逆にパーセンテージが低いほど下落幅が大きいことを表し「売られ過ぎ」であることを意味します。
文章だけの説明だと、ピンと来ないという方のため、図をご用意しました。

また、「買われ過ぎ」であるのか「売られ過ぎ」であるのかは、50%を境にするわけではなく、「買われ過ぎ」であれば70%(以上)を、「売られ過ぎ」であれば30%(以下)を境として見ます。
ただし、70%と30%だけが重要なのか?と言われると必ずしもそうではありません。

 

50%の線を境として見る方法もあります。
それは、相場が上昇傾向と下降傾向どちらにむいているのか?を見る見方です。

50%以上であれば、上昇傾向にあるということになり、上昇方向に向く力が強くなっていることを表します。
逆に50%以下であれば、下降傾向にあるということになり、下降方向に向く力が強くなっていることを表します。

ちなみに、50%近辺をウロウロしているような状態は、どっちつかずの状態で、あまりレートに動きがないと見ることがきます。

 

◆RSIの使用方法◆

〇逆張りでの使用方法(有名な使用方法)

逆張りとは▼

逆張りとは相場のトレンド方向に逆らってトレードを行うことです。上昇トレンドの場合、売り(SHORT)ポジションを、下落トレンドの場合、買い(LONG)をとっていきます。
つまり、トレンドの方向と真逆のポジションをとることを言います。

でも、逆張りをどのタイミングで使用すれば良いのでしょうか?

 

さて、ここで1つ質問です。

「買われ過ぎ」と言われたら、あなたは買いますか?それとも売りますか?

 

スーパーでの在庫切れの話ではありませんよ、あくまで相場の話です。

スーパーなどで「品切れ続出中」と言われてしまうと、つい「買わなきゃ!」となってしまう方もそれなりにいらっしゃるかと思いますが、相場の場合は少し違います。

 

相場の場合、「買われ過ぎ」と言われると、それ以上価格を上げるのが難しいと判断し、「売り」に走る人が増えると言われています。なので、上の質問の場合、「売ります」と答えた方が一般的模範解答です。
(少し曖昧な表現で大変恐縮ですが、これには理由があります。この話はまたいずれかのタイミングで…)

 

RSIの使用についても同じ発想を当てはめます。

 

買われ過ぎ(70%以上)のエリアに線があるのなら売り(SHORT)ポジションをとり、売られ過ぎ(30%以下)のエリアに線があるのなら買い(LONG)ポジションをとるようにします。

イメージとしては、こんな感じです。

 

ただ、これだとタイミングを見定めるのが少し難しいですよね?
なので、タイミングを見定めるためここに移動平均線を追加してみましょう。

単純移動平均線を2本追加してみました。

 

エントリーのタイミングはゴールデンクロスではなく、RSIで売られ過ぎ(ピンク色の〇部分)と判断した後にローソク足の終値が移動平均線を上回ったタイミング(「買い」と記載がある部分)。
決済はデッドクロスではなくRSIで買われ過ぎと判断し、移動平均線をローソク足の終値が下回ったタイミング(「売り」と記載がある部分)。

 

この方法だと、ゴールデンクロスやデッドクロスよりも早くエントリーと決済が行える上、ゴールデンクロスとデッドクロスを基準にするよりも多くの利益を出すことができます

 

ただし、正直これだとダマシも多いので、慎重にいきたい!という場合でしたら、ゴールデンクロスやデッドクロスをエントリーと決済のポイントとして使用するのもありだと思いますし、移動平均線の傾き(エントリーしたい方向に移動平均線が傾いている)でエントリーするのもいいと思います。

 

〇順張りでの使用方法(あくまで余談です)

順張りとは▼

順張りとはトレンド方向に向かってトレードを行うことです。上昇トレンドの場合、買い(LONG)ポジションを、下落トレンドの場合、売り(SHORT)ポジションをとっていきます。

 

RSIで有名なのは逆張りの発想ですが、順張りでも一応使用することが可能です。

先ほど、50%を境に上か下かで相場がどちらの傾向にあるのかを判断することができるというお話をしました。つまりは、50%より上70%より下で且つRSIの線の方向が上向きの場合、上昇傾向にあると判断し、買いエントリーをしていきます。また、50%より下30%より上で且つRSIの線の方向が下向きの場合、下落傾向にあると判断し、売りエントリーをしていきます。

 

上のチャートでは、下落傾向がある部分に着目してみました。右の四角枠を見ていただくとお気づきになられるかと思いますが、50%のラインにへばりついているような状態の場合ですと、レートにあまり動きは見られません。なので、こういう時には様子見をするためエントリーを控える。もしくは、ポジションを少なめにした状態でエントリーするくらいがいいと思います。

 

このように、RSIは、様々な場面での使用が可能なアイテムとなっています。

有名なのは「買われ過ぎか売られ過ぎかを見るオシレーター」なので、逆張り手法ですが、順張りでも活用することが可能です。

ただし、必ず勝てるか?と言われると、そう甘くないのが相場の世界です。

 

◆注意点◆

「勝率100%の万能アイテムは存在しない」というのはFXはじめ投資全般に言える事です。
RSIも例外ではありません。

 

RSIが効果を発揮できるのは、レンジ相場(レートがある一定の価格帯を行ったり来たりしている相場)もしくは弱いトレンド相場です。(レンジ相場であれば逆張り手法、弱いトレンド相場であれば順張り手法が有効です。)

 

強いトレンドが発生してしまった場合には、70%以上もしくは30%以下に線が張り付いた状態になってしまいます。

少しわかりにくいかもしれませんが、RSIの2本のピンク色の水平線は、上が70%で、下が30%のところで引かれています。

 

では、次にRSI内のピンク色の〇で囲われている部分をご覧ください。先ほどの説明通りでいくと、売られ過ぎと見るこができるので、買いでエントリー推奨領域となっているはずですが、結果的にRSIの線は30%を下回り続け、レートはどんどん下落していきました。
結果だけみてみると、要は、ここはレンジ相場ではなく、トレンド相場だった!ということです。

 

このように、強いトレンドが発生してしまい、RSIの線がどちらか一方にへばりついたような状態になってしまった場合では、RSIを活用したトレードを行うことが難しくなります。

 

なので、RSIを使用する際には、逆張りを行うためレンジ相場であることを見定めることが重要となってきます。(順張りの場合はややこしくなるので割愛させてください。)

 

◆レンジ相場の見つけ方◆

レンジ相場の見つけ方にはいくつかの方法がありますが、一番シンプルな方法を1つお伝えします。

(1)チャートに支持線と抵抗線(サポートラインとレジスタンスライン)を引きます。

(2)支持線と抵抗線がしっかり役割を果たし、レートがその間をいったり来たりしているのであれば、レンジ相場です。

そして、ここにRSIを表示させてものが下のチャートです。

レンジ相場のはじめは、レンジ相場と判断するのが難しいと思うので、おそらく実際にエントリーをするのであれば矢印をつけた場所になるかと思います。

 

ローソク足が支持線や抵抗線に支えられ抜けきらない状態でRSIが売られ過ぎもしくは買われ過ぎであれば逆張りエントリーです。

 

他にもエントリーの判断材料がほしい!ということであれば、移動平均線や一目均衡表などのトレンド系と言われるインジケーターを表示させるのもいいと思います。

 

◆最後に◆

インジケーターは勝率100%を打ち出す万能アイテムではありません。

RSIが効果を発揮できるのはレンジ相場です。なので、レンジ相場からトレンド相場に移行してしまった場合などは速やかにいったんトレードを終了させることをお勧めします。
それがたとえ損切であったとしても、そこは潔く決済しましょう!

 

トレードで一番重要なのは、資金管理です!

「もしかしたら、マイナスがプラスになるかも…」と淡い期待をもって、トレードを終了できなかったがために痛い目にあったという話はよく聞きますし、私も経験した事があります。
地道に資金を増やしても一度の「もしかしたら」で大きな損失を出してしまうのが相場の世界です。勝率100%を目指すのは無理ですが、トータルで少しでも多くの利益を出すトレードを、ぜひ目指してください。