ダイバージェンスとは?

インジケーターの中でもオシレーター系特有の考え方の一つにダイバージェンスがあります。
先日、このダイバージェンスについて習ったので、ご紹介いたします。

 

ダイバージェンスとはレートとオシレーターが真逆の動きをすることを言います。

今回はまだ記憶に新しいMACDのチャートを使用してご説明いたします。

チャートの印をつけたところを見ていただくとわかりやすいと思うのですが、ローソク足(レート)は前の高値より低いところに高値を付けているのに対し、MACDで同じところを見てみると、前の山よりも高くなっています。

このように、実際のレートとインジケーターの動きが異なることをダイバージェンスと言います。

 

◆ダイバージェンスが意味すること◆

ダイバージェンスは、トレンドの終了を示唆します。

時折、ダイバージェンスは「トレンドの転換点!反転するサイン!」というような記載を見かけることがありますが、これは間違いです。ダイバージェンスの出現だけでトレンドの方向性を決定付けることはできません。あくまで、「そろそろトレンドが終わるかも~」「少しもみ合い相場になりそうかも~」ということを意味します。ここの解釈はくれぐれもお間違いのないようにお気を付けください。

 

投資家G
そもそもダイバージェンスが何故発生するのか?というと、これは投資家心理が関係しているんだ。

すごく簡単に説明をしますと、「前回の高値よりも伸びなかったから」ということになります。

先程表示したチャートを拡大して表示させました。

左の青い枠の中に比べ、右の緑の枠の伸び率があまりないのがお分かりいただけましたでしょうか?

 

ダイバージェンスは、このような状況のときに発生する現象となっています。

この仕組みが理解できると、慣れてくれば「そろそろダイバージェンスが発生しそう」ということもわかるようになってきます。

 

◆ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンス◆

ダイバージェンスは今ご説明してきたように、トレンドの終了を示唆する現象です。

そのダイバージェンスに対し、トレンドの継続を示唆するヒドゥンダイバージェンスです。

 

<ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの見分け方>

★ダイバージェンス★

(上昇トレンドの場合)

レート: 高値切り上げ

オシレーター: 高値切り下げ

 

(下降トレンドの場合)

レート: 安値切り下げ

オシレーター: 安値切り上げ

 

★ヒドゥンダイバージェンス★

(上昇トレンドの場合)

レート: 安値切り上げ

オシレーター: 安値切り下げ

 

(下降トレンドの場合)

レート: 高値切り下げ

オシレーター: 高値切り上げ

 

ヒドゥンダイバージェンスが発生する理由についてですが、レートが上昇トレンド継続を示しているときに、オシレーターが売られ過ぎから買いへと転換したから、ということになります。

ヒドゥンダイバージェンスは、ダイバージェンスより見落とされがちの現象ですが、見つけるとトレンド継続を示唆してくれるので、少し頼もしい現象だったりします。

もちろん、あくまで「示唆する」ということなので、過信は厳禁です。

また、ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスは似ているため、最初は「どっちがどっち??」と混乱してしまうこともあるかと思います。最初のうちは「これは?」と思う状況がチャートで確認できたら、ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの見分け方を頼りに確認してみてください。

 

◆ダイバージェンスの信用度を上げるために

ダイバージェンスはオシレーター系のインジケーターだけではなくトレンド系のインジケーターでも確認することができます。例えば、ローソク足と移動平均線です。

なかなか、いい状態のものが見つけられなかったので、少し違うのですが…イメージとしては、こういうことです。

チャート上では、ローソク足の高値(ヒゲの部分)がほぼ同じ高さなのに対し、移動平均線の高値は下がっています。本来であれば、ローソク足の高値が右側の方がもっと高ければよりわかりやすく見事なダイバージェンスとなります。

オシレーター系のみのときよりも、トレンド系でも確認ができた場合、示唆の意味合いがより強くなりますので、同時に発見した場合は、いったん決済するか、ポジションを減らしてもいいと思います。

 

◆最後に

まどか
ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスが出現したときは、それぞれ、「トレンドの終了」や「トレンドの継続」を示唆するんですね!
投資家G
とはいえ、あくまで「示唆」なので、「ダイバージェンスがでたからトレンドが終わる!」と決めつけないように。

あまり頻繁に現れる現状ではありませんが、見つけたときには、「少し注意しよう」くらいにとどめておくといいだろう。